“玉子丼”作ってみた!!『有頂天家族』原作:森見登美彦
金閣銀閣と竹林亭の”玉子丼”。
今回は『有頂天家族』第十一話「捲土重来」より”玉子丼”を再現してみました。
弁天から金曜倶楽部の”布袋”こと淀川教授が狸(矢一郎)を引き取りに行くという情報を得た直後、淀川教授を見つけた矢三郎が天佑神助とばかりに教授の後をつけて入った蕎麦屋”竹林亭”にて注文した一品です。
実際は、金閣銀閣に化かされてしまったわけですが…。
ちなみに作中に登場する”竹林亭”のモデルは出町桝形商店街近くに店を構える実在の蕎麦屋”司津屋”さんだそうです。
『有頂天家族』第十一話「捲土重来」より引用
僕も普段よく出町桝形商店街を利用しますが、司津屋さんにはお邪魔したことがありませんが…。アニメ版ではその内観までもきっちりと再現されているそうです。
今度行ってみようかな。。
『有頂天家族』第十一話「捲土重来」より引用
残念ながら作中では玉子丼自体の描画はなく、矢三郎が食べ終わった後の空になった器のみが描かれていました。
ちなみに、矢三郎はこの玉子丼に薬を盛られて、金閣銀閣に捕まってしまうこととなります。下鴨一家大ピンチです。。
『有頂天家族』第十一話「捲土重来」より引用
そういえば、薬で矢三郎が昏倒した際に金閣銀閣が口にした”捲土重来”は珍しく正しい状況で正鵠を得た使い方でしたね笑
ちなみに『有頂天家族』は個人的に非常に好きな作品の一つでNetflixで繰り返し視聴しているほどです笑
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“たまご丼”の材料
・玉子
・玉ねぎ
・ねぎ
・出汁
・かえし
・米
“玉子丼”を作ってみよう!!
では、いざ!!
玉子丼は具材が少ない分なかなか難しいので気合を入れていく必要があります。
玉子丼は卵が主役なので、今回は贅沢に卵2つをつかってしまいましょう!!
あ、お米は炊飯器にしても土鍋にしても、ちょうど良いタイミングで炊き上がるように準備しておきましょうね!!
鍋に一番だしを入れ、薄切りにした玉ねぎを加えてじっくりと加熱していきます。たまご丼では、玉ねぎも重要な要素になるのでしっかり柔らかく甘く仕上げましょう。
玉ねぎが柔らかく透明になってきたら、かえしを加えて弱火でさらに煮ていきます。
玉ねぎを十分に煮込んだら、丼鍋に移して強火で加熱します。出汁が沸騰してきたら卵一つを軽く溶いて加え、箸で軽くかき混ぜるようにします。
一つ目の卵が固まってきたらもう一つの卵を溶いて加え、今回はあまりかき混ぜることなく置いておく。鍋の周囲の卵が固まってきたら火を止めて、固まってきた部分を内側に寄せるようにしてあとは余熱で火を通します。
炊き上がったご飯を器に盛って、その上に卵をのせれば…。
はい、一丁あがり!!
そうそう、最後にネギでも飾っておきますか。。
いちおう作中描写に倣ってお吸い物と、お漬物を添えればなんとなく雰囲気がでますかねぇ。
うむ、我ながら良い感じで仕上がった気がする。
意外と難しいのですよね、玉子丼って。。過去に何度失敗したことか。
捲土重来、捲土重来!(←使い所は金閣銀閣なみに間違っていいる)
“玉子丼”を作った感想
ふんわりとした玉子丼を作るというのは想像していた以上に難しいものですよねぇ。親子丼などと比しても、材料もシンプルであるのでお店で食べれば安価ですが…。余計なものが入っていない分、味も調理も難しいものです。
まあ、コツというわけではないですが、二回目に卵を注ぎ入れた時に必要以上にかき混ぜないでおくと良い感じに仕上がると思われます。
せっかく近所に住んでるし、聖地巡礼(?)を兼ねて、とりあえず1度”司津屋”さんにお邪魔してみようかしら。。
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