“あんかけ湯豆腐”作ってみた!!『異世界居酒屋のぶ』第4話「お嬢様の難題」より。。

“あんかけ湯豆腐”作ってみた!!『異世界居酒屋のぶ』原作:蝉川夏哉 漫画:ヴァージニア二等兵

お嬢様と”あんかけ湯豆腐”

今回は『異世界居酒屋のぶ』から”あんかけ湯豆腐”を作ってみました。第2話、第3話に出てきた料理はすでに本ブログでも再現していますが、今回の第4話はそれら、鶏の唐揚げ、ナポリタンというラインナップから、いきなりの渋めなチョイスです。

しかも、注文したのは若干12歳のお嬢様「ヒルデガルド」というから驚きです!!

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異世界居酒屋「のぶ」バージニア二等兵/蝉川夏哉 第4話「お嬢様の難題」より引用

さてそもそも、なぜそんな少女がこんなにも渋いメニューを注文したのかというと…

彼女の注文は

“臭くなくて辛くなくて酸っぱくなくて苦くなくて固くなくてパンでも芋でもお粥でも卵でもシチューでもない美味しいもの”

という、もはや謎かけのようなもの。

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異世界居酒屋「のぶ」バージニア二等兵/蝉川夏哉 第4話「お嬢様の難題」より引用

この難題にタイショーが出した答えが、この”あんかけ湯豆腐”な訳です。

実際は、この”あんかけ湯豆腐”はあくまで一品目で、後におでんや唐揚げ焼き魚などなど…続くのですが、今回はこの”あんかけ湯豆腐”のみ再現してみます。

ちなみに、上記”鶏の唐揚げ”および”ナポリタン”の再現記事はこちら

>>“らっきょうタルタルのチキン南蛮”作ってみた!!

>>“しのぶちゃんの特製ナポリタン” 作ってみた!!

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「のぶ」のあんかけ湯豆腐

さて、「のぶ」のあんかけ湯豆腐ですが、作り方を見て行きましょう。

基本的には一般的な湯豆腐の作り方に準じます。問題は、具材ですね。漫画本編では豆腐以外は具体的な言及はなかったので、画像から推測していきます。

一般的な、湯豆腐では豆腐以外の具材は入らないものですが、この”あんかけ湯豆腐”にはそのほか2種類ほど具材が入っているようです。

画像奥側に、何か具材が入っているのが確認できます。形からすると、おそらくえのきと花形に切った人参だと思われます。

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異世界居酒屋「のぶ」バージニア二等兵/蝉川夏哉 第4話「お嬢様の難題」より引用

一方、あんかけは別鍋で作って、小皿によそった後に注いでいます。あんかけは鰹出汁をベースにしたものが妥当かな。最後に刻みネギも散らしています。

あとは、なるべく優しい味を心がけて作って見ましょう。

なにせ閉塞したお屋敷生活にふさぎ込んだヒルデガルドに子供らしい笑顔を取り戻させた逸品ですからね

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異世界居酒屋「のぶ」バージニア二等兵/蝉川夏哉 第4話「お嬢様の難題」より引用

それにしても、12歳で湯豆腐の美味しさを理解できるとは、なかなかに舌が肥えていますね笑

“あんかけ湯豆腐”の材料

 ・豆腐(絹ごし)
 ・昆布
 ・人参
 ・えのき
 ・一番出汁(昆布&鰹節)
 ・片栗粉
 ・青ネギ

「のぶ」の”あんかけ湯豆腐”を作ってみよう!!

まず出汁は昆布のみでとります。

土鍋に昆布を入れて戻しておきます。昆布が十分に戻るまでの間に、人参の飾り切りをしておきます。

作中では花形のようですので、ここでもそのようにしていきます。

まず、人参の皮をむき適当な厚さの輪切りにします。

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次に、人参の形を整え角の部分を三角に切り込みを入れていきます。

今回は花びらが6枚になるように6箇所に切れ込みを入れました。

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あとは、各辺を丸みが出るように包丁で削れば出来上がりです。

3個ほど作ってみました。そこまで綺麗にはできていませんが、まあそこはご愛嬌。。

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こんな作業をしているうちに、昆布が水でもどるので、十分に戻したところで適当な大きさに切った豆腐と先ほど細工した人参、さらにえのきを適量加えます。

豆腐が崩れない程度の火加減で、くつくつと煮ていきます。

煮ている間に、鰹を濃いめにした一番だしを塩と醤油で調味し、片栗粉でとろみをつけて”あん”を作っておきます。

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豆腐に火が通って人参が柔らかくなれば、器にとって”あん”をかければ完成です。

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最後に、みじん切りにした青ネギをちりばめていただきます。。

「のぶ」の”あんかけ湯豆腐”を作ってみた感想

湯豆腐といえば、鰹節醤油派でしたが、あんかけもなかなかよろしいですね。体がとても温まります。

それにしても、この味を12歳で堪能するとは、ヒルデガルドおそろしい子。。

これはなかなかに大人の味ですよ??笑

ただ湯豆腐はただでさえ水気が多く味が薄まる料理ですから、あんかけをしっかりと味をつけておかなくては美味しくありません。あとは豆腐をお湯からあげる際はしっかりと水気を切っておく必要があります。

ところで、ヒルデガルドの注文、

“臭くなくて辛くなくて酸っぱくなくて苦くなくて固くなくてパンでも芋でもお粥でも卵でもシチューでもない美味しいもの”

ですけど、この条件を満たすものって意外とありますよね笑

“臭い”、”苦い”はそもそも少数派ですし笑笑

古都の食糧事情はよほど困窮しているのですかね。これまでの店が出してきた「なるべく近いもの」というのが、どう言った料理だったのか気になります。

『異世界居酒屋のぶ』の料理を再現してみた まとめ

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“ひっつみと梅干しおむすび”作ってみた!!『大正処女御伽噺』第13話「十二月三十一日」より。。

珠彦の大好物!!ユヅのふるさとの味!! ”ひっつみと梅干しおにぎり”作ってみた!!『大正処女御伽噺』桐岡さな

珠彦の心を溶かしたユヅの”ひっつみ”!

さて、今回は『大正処女御伽話』第十三話「十二月三十一日」より”ひっつみ”と”梅干しおにぎり”を作ってみました。

“ひっつみ”はヒロインのユヅの得意料理で、主人公珠彦の大好物でもあります。

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『大正処女御伽話』桐岡さな 第十三話「十二月三十一日」より引用

事故に遭って右腕を不自由にして「厭世家」となって引きこもっていた珠彦がはじめて食べたユヅの料理で、第一話で珠彦がユヅに心を開くきっかけともなった記念すべき料理です。

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『大正処女御伽話』桐岡さな 第一話「霜月、夕月 来タル」より引用

厭世家だった珠彦の心を溶かした暖かな”ひっつみ”、興味がありますよね。

読んでてなんだかポカポカしてくる『大正処女御伽話』。料理だけでなく物語本編も本当オススメです。思わずにやけます。

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“ひっつみと梅干しおにぎり”ちょっと一言。。

まず”ひっつみ”ですが、これは岩手の郷土料理なんですね。

小麦粉を水で練った生地を薄く伸ばして、引きちぎって鍋に入れるのだそうで、“引きちぎる”ことを方言で”ひっつむ”というのだそうです。

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『大正処女御伽話』桐岡さな 第一話「霜月、夕月 来タル」より引用

岩手の郷土料理ですから、やはり南部鉄器の煮込み鍋で作りたいところですね。

それから”おにぎり”ですけど、美味しいおにぎりを作るためには実は炊きたて熱々のお米で握る必要があります。

これは炊きたてのお米の表面の”保水膜”と呼ばれるものが原因で、これには旨み成分がたっぷり含まれているのです。なので、炊きたてご飯で握るのが良いわけですね。

まあ、そんなことはさておき、作っていきましょう。

“ひっつみと梅干しおにぎり”の材料

<ひっつみ>
 ・小麦粉:250g
 ・水:120ml

 ・鶏肉:
 ・ごぼう:1/2本
 ・干ししいたけ:2個
 ・人参:1/2本
 ・白菜:1/8個
 ・ネギ:1/2本

 ・かつおダシ:たっぷり
 ・塩:適量
 ・みりん:適量
 ・醤油:適量

<おにぎり>
 ・白米
 ・塩
 ・梅干し

“ひっつみと梅干しおにぎり”作ってみた!!

まずはひっつみの生地を作っていきます。

小麦粉をボウルに入れ、水と一緒に練っていきます。表面がなめらかになるくらいまで練ったら、ラップをかけて30分~寝かせておきます。

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まず、鶏肉は一口大に切って軽く塩を振っておきます。

ごぼうはしっかりと土を洗い落とします。皮ごとささがきにしたら、水につけておきます。

干ししいたけは水で戻して大きめに切り、人参は拍子切りにします。

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白菜は気持ち大きめのざく切りにし、ネギは斜め切りにします。

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鉄鍋に鰹出汁を入れます。せっかくなので干ししいたけの戻し汁も加えます。

鉄鍋を火にかけて出汁を煮立たせ、アクが出たらその都度とります。塩、醤油、みりんで味を調えます。野菜やお肉から出汁が出るので、あまり濃くはせず味の芯を置くくらいの味付けにしました。

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出汁が煮立ったら、具材を入れていきます。白菜や人参などを先に入れて、柔らかく煮ます。ごぼうは香りが重要なので最後の方に入れて、入れたらすぐに木蓋をして蒸し煮にします。

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火が通るまでの間に、おむすびを握っていきます。三角のおむすびはなかなか難しいですが、コツさえつかめばそれなりに綺麗にできるようになります。

とりあえず、左手の親指をピンと伸ばし、残りの4本をそれに垂直に折り曲げます。親指をしっかり伸ばすことが綺麗で平らな面を作るポイントです。

少量の塩と水を手にまぶし、炊きたての白米を左手の上に取ります。右手も左手と同じような形にして、120度ずつ回転させてきれいな三角形に成形していきます。

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きれいに握れたら、真ん中の部分を少しへこませ、種を除いた梅干しをはめ込みます。

ちなみに、この梅干しは自家製の昔ながらの酸っぱい梅干しです笑

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では、満を持して”ひっつみ”ましょう!

十分に寝かせた”ひっつみ”の生地を、手でちぎって鍋に入れていきます。しっかりと練れている生地なら、グルテンがよく生成されてよく伸びます。

結構、ひっつむ(?)のは難しかったです。うまいことちぎれてくれないんですよ笑

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しっかり、生地が出汁に浸るようにします。この時点で他の具材には十分に火が通っているはずなので、”ひっつみ”の生地が透明な感じになって火が通ればできあがりです。

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おむすびと一緒にいただきます。

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…かなりの量ですな。。

鉄鍋を使ったら、冷める前に中身は別の器に移しましょう。

“ひっつみと梅干しおにぎり”作っての感想

『大正処女御伽話』から、ヒロインのユヅの得意料理”ひっつみ”を作ってみました。作中には何度か登場する料理なのですが、実は中身などの描写はあまりないんですよね。

わかっていることは、ただ一点、珠彦が想像しただけで垂涎するほどの美味であることだけです。

今回は作中の絵から判別のつく”しいたけ”、”長ネギ”をはじめとして、一般的な”ひっつみ”の材料で再現してみました。

南部鉄器の鉄鍋を使ったのも、なかなか良かったかな。雰囲気があると味もなんだか一層美味しい感じがあります。

おむすびもいいものですね。普段あまりおむすび食べませんが、たまに食べると懐かしい感じがします。

とりあえず、”ひっつみ”おいしかったです。満足しました。いつか、現地で食べてみたいものです。

エピソード収録巻

『大正処女御伽話』第2巻に収録です。

大正処女御伽話 2 (ジャンプコミックス)

“くま坂の牛鍋”作ってみた!!『一鬼夜行』第4話「おはぎの味 前編」より。。

“くま坂の牛鍋”作ってみた!!『一鬼夜行』小松エメル/森川侑

小春垂涎! “くま坂の牛鍋”

今回は『一鬼夜行』から”くま坂の牛鍋”を作ってみました。

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『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用

うわ〜、うまそ〜。。小春が涎を垂らすんも納得です。

そもそも牛鍋という料理自体が”時代物”の小説や漫画などでしか聞かない料理ですし、僕自身憧れがすごいんですよね。

“くま坂”というのは、主人公善蔵の店“荻の屋”からほど近いところにある牛鍋屋さんで、人嫌いの善蔵が“とある事情”から通っているお店です。

その事情については、作品の完全なるネタバレになるので伏せておきますが…。”くま坂”の看板娘の深雪が重要な鍵を握っています。。

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『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用

その辺りは作品を読んでいただくこととして…

小春もお気に入りの”くま坂の牛鍋”早速作っていきましょう!!
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“くま坂の牛鍋”はシンプル!!?

では、”くま坂の牛鍋”についてみていきます。

具材として何が入っているのかと見てみると…。結構シンプルです。

牛肉とネギだけ…かな??他には特に何も入っていないようですね。

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『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用

ちなみに実は牛鍋というのはすき焼きとは違う食べ物です。詳しい違いは別の記事でまとめていますので、ここではざっくりいうと、煮込むのが牛鍋で焼くのがすき焼きと言ったところでしょうか。

つまり牛鍋は、鍋に割り下を煮立たせ、そこに牛肉と野菜とを入れて煮る料理なのです。

明治の文明開化の時期に流行した食べ物です。『一鬼夜行』の世界でも目新しいもので長く生きている小春も目を輝かせていますね。

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『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用

ちなみに小春は、こう見えて実は元は”三毛の龍”と呼ばれ広く名を知られた大妖(化け猫)で、現在は”百鬼夜行”の”鬼”です笑

“くま坂の牛鍋”の材料

 ・牛肉
 ・白ネギ
 ・割下
 ・一人鍋用鍋&コンロ

 ・白米

“くま坂の牛鍋”を作ってみよう!!

まずは割下からです。一番出汁と自家製かえしを用意します。鍋に一番出汁を温め、軽く煮立ったらかえしを加えて味を調整します。

個人用のすき焼き鍋に移すので、冷まさないようにしっかりと温めておきます。

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具材はシンプルに牛肉と白ネギのみです。ありがたいことに牛肉の切り落としがお安く手に入ったので、今回はそれを使います。白ネギは斜めにざく切りにしておきます。

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次にテーブル準備です。一人鍋用コンロを用意し、固形燃料をセットします。うちにはチャッカマンなどというものはありませんので、キッチンバーナーの強火で点火します笑

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コンロに鍋をセットし、先ほど作った割下を入れます。固形燃料はそこまで火力が強くないので、割下はなるべく温めた状態で移せるようにしておきます。一人用鍋で割下を沸騰させます。

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割下が沸騰したらネギと牛肉を入れます。牛肉が色づいたら蓋を閉めてしっかりと煮込みます。何せ牛”鍋”ですからね。とは言っても、煮過ぎると固くなるのでちょうどいい加減で。。

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ネギに火が通ってしっかりと割下がしみたら出来上がりです。白米と合わせていただきますっ!!

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“くま坂の牛鍋”を作った感想

まあ、美味しいよね、そりゃ笑

正直なところ作る前までは”くま坂の牛鍋”は具材が少ない…と思ってましたが、シンプルな分肉の味がダイレクトに美味い。

地域柄、僕は普段いわゆる”関西風すき焼き”を食べることが多いのですが、割り下で煮込む牛鍋というのも悪くないですね。ご飯のおかずにとても素晴らしいです。

ところで、小春のお箸の特訓に協力している豆(?)の妖が可愛かったな〜なんて。

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『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用

物語も絵も綺麗で好きだったんですが、漫画版は3冊で早々に終わってしまったんですよねぇ。

原作小説は、結構な長編シリーズのようですが…。漫画も第二部とかやらないかな〜。

エピソード収録巻

第4話「おはぎの味 前編」収録は『一鬼夜行』第1巻!!

一鬼夜行 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)