目次
“双つの月が輝くピッツァ”作ってみた!!『食戟のソーマ』附田祐斗/佐伯俊
1.タクミ・アルディーニの新たな境地!”双つの月が輝くピッツァ”!!
2.”タクミ・アルディーニvs.叡山枝津也”!ツッコミどころ満載の因縁の対決!
3.”双つの月が輝くピッツァ”のポイント
4.”双つの月が輝くピッツァ”の材料
5.”双つの月が輝くピッツァ”を作ってみよう!!
6.”双つの月が輝くピッツァ”を作ってみた感想
7.エピソード収録巻
タクミ・アルディーの新たな境地!”双つの月が輝くピッツァ”!!
『食戟のソーマ』237「双つの月が輝くピッツァ」より、”双つの月が輝くピッツァ(ドッピオ・メッザルーナ・ピッツァ)”を作ってみました。
因縁の相手、十傑第九席”錬金術士”叡山枝津也との壮絶な読み合いと心理戦の果てに、タクミ・アルディーニがたどり着いた答えは…。愛包丁メッザルーナの名を冠する”双つの月が輝くピッツァ(ドッピオ・メッザルーナ・ピッツァ)”!!
『食戟のソーマ』附田祐斗/佐伯俊 236「最初から…」より引用
いわゆる、デリバリーピザのハーフ&ハーフのように左右で綺麗にトッピングが異なるピザです。さらにそのトッピングに時雨煮を使うという斬新さ。
叡山の料理を前菜扱いし、さらに2種類の異なるトッピングが味わいを高める!!のだそうです。
『食戟のソーマ』附田祐斗/佐伯俊 236「最初から…」より引用
ただね、この食戟のお題は「牛肉」なのですよ。にもかかわらず、牛肉を使っている時雨煮は半分にしかトッピングしておらず、しかも左右を別っこと想定しているわけです。
もちろん、時雨煮ありきのもう一つのトッピング”クワトロ・フォルマッジ”なわけですが、果たしてお題をクリアしているのかと、やや疑問の余地もありますが…。時雨煮とチーズですし「牛肉」でなく「牛」なら間違い無いんですがね。
まあ、細かいことはいいか。。
[amazonjs asin=”4088813219″ locale=”JP” title=”食戟のソーマ 28 (ジャンプコミックス)”]
“タクミ・アルディーニvs.叡山枝津也”!ツッコミどころ満載の因縁の対決!
だいぶ序盤から因縁のあったタクミ・アルディーニと叡山枝津也の2人。そんな2人の満を辞しての直接対決でしたが…。もはや、ツッコミどころ満載笑
お互いに本性を晒しまくっています。実はというより自明ではありましたが、もともと粘着質な素養のあったタクミ・アルディーニは、その本領を遺憾なく発揮して叡山枝津也の思考を読み切ります。
『食戟のソーマ』附田祐斗/佐伯俊 237「双つの月が輝くピッツァ」より引用
ストーカー体質を覚醒させたタクミ・アルディーニ笑
「キング・オブ・ストーカー」美作昴さえその素養を認めるほどです。
一方、叡山枝津也はそのゲスさっぷりを十全に発揮し、タクミを追い詰めますが…。
それにしても、話数を重ねるにつれて、叡山先輩がどんどんゴリラのようになっていくなあぁ。。
『食戟のソーマ』附田祐斗/佐伯俊 235「食の錬金術師」より引用
いや、もちろんこの人も相当の料理人なんですよ。「食の錬金術師」ですから。錬金するのはゲスさと変顔だけでは消してないんですよ。。
それにしても最近の扱いが、雑すぎて可哀想すぎる。。
“双つの月が輝くピッツァ”のポイント
では、まあ今回の本題。”双つの月が輝くピッツァ”です。作中で特に記述されているポイントとしては、トッピングの時雨煮に使う生姜の切り方です。
針のように細く切りそろえられた針生姜を使うことで、時雨煮の隅々まで生姜の風味をまろやかに均一に伝えるのだと言います。
『食戟のソーマ』附田祐斗/佐伯俊 237「双つの月が輝くピッツァ」より引用
さらに、もう半面のトッピングに使われる4種のチーズの組み合わせも重要なポイントです。今回使われたのはモッツァレラ、パルミジャーノ、リコッタ、ゴルゴンゾーラの4種。
『食戟のソーマ』附田祐斗/佐伯俊 237「双つの月が輝くピッツァ」より引用
これらのチーズの癖や個性がバランス良くせめぎ合い、時雨煮の濃厚な甘さとのギャップで”たまらない旨さとコクが生まれる”のだそうです。さらに叡山先輩の”魅惑のロースト”を前菜扱いして、”味の3段飛び”だそうです笑
“双つの月が輝くピッツァ”の材料
・ピザ生地
>>ピザ生地の作り方はこちらを参照
・牛肉
・ゆず
・白味噌
・みりん
・リコッタチーズ
・パルメザンチーズ
・ゴルゴンゾーラチーズ
・モッツァレラチーズ
“双つの月が輝くピッツァ”作ってみよう!!
ピザ生地はピザの作り方 その1″生地作り”編の手順で作っておきます。
ではトッピングを作ってきます。まずは主役(?)の時雨煮からです。ポイントの一つめの針生姜を作ります。なるべ〜く生姜を細く切り、さっと水にさらします。
牛肉を一口大に切りごま油でじっくりと炒めます。作中ではごま油で炒めていたので、今回はそれに従います。作中の記述では”火がある程度通ったら水・醤油・砂糖そして…生姜を加えて煮詰めていく”とのことなので、その通りに調理し汁気がなくなるまで煮詰めます。
時雨煮を煮詰めている間に、別の鍋に白味噌、砂糖、みりんさらにゆず果汁を加えてゆず味噌ソースを作ります。今回は作中と違い叡山先輩の”魅惑のロースト”が前菜(笑)にないので、甘みを控えたりゆずの皮まで加えてみたりなんてことはせず、素直に作ります。
ここまでくればトッピングはほぼ完成。あとは白ネギを切り、チーズをモッツァレラ、パルミジャーノ、リコッタ、ゴルゴンゾーラの4種類揃えておきます。
ピザ生地は、打ち粉をして薄くのばします。作中でタクミは綿棒を使ってのばしていましたが、僕は手のばし派なのでてのばしで生地を広げています。
ピザ生地の伸ばし方はこちらを参照
十分に生地が広がれば、トッピングを載せていきます。右半面にはゆず味噌ソースを塗り、時雨煮と白ネギ、さらにモッツァレラチーズを載せます。左反面には”クワトロ・フォルマッジ”、4種類のチーズをトッピングします。パルメザンだけは硬いので削ります。
トッピングが完了したらオーブンで20分強、焼き目がつくまで焼いていきます。
右半面は時雨煮、左半面はクワトロ・フォルマッジの”双つの月が輝くピッツァ”、これにて完成!
では、タクミに倣って…。
“ブオン・アッペティート(めしあがれ)”!!
“双つの月が輝くピッツァ”作ってみた感想
とりあえず想像以上に時雨煮のピザは美味しかったです。
ただ、クワトロ・フォルマッジなぁ。リコッタチーズ使うのはどうなんでしょう。いえ、別にそこまで悪かったわけではないんですが、多少浮いてしまっている感じがしました。もう少し、リコッタの量を減らせばよかったのかな。。
ちなみに、もともとクワトロ・フォルマッジは蜂蜜をかける食べ方が一般に愛好されているくらいですから、もちろん甘い物との相性は抜群です。今回の時雨煮ピザともなかなかに良い相性でした。
ん〜。ただ、全体としてはどうなのかなぁ。作中のように時雨煮の部分とクワトロ・フォルマッジの部分を別々に食べるとなんだかギャップがありすぎる気がするんですよね。正直一緒に食べる方がうまい笑
とはいえ、時雨煮ピザはなかなか美味しかったし、なんだかんだおもしろい一品でした。
エピソード収録巻
タクミ・アルディーニvs.叡山枝津也の連隊食劇収録は第28巻!!