目次
“激辛チリポテトとブリート”作ってみた!!『ハクメイとミコチ』樫木祐人
1.”激辛チリポテトとブリート”作ってみた!!
2.”トーニ地方料理”のモデルはメキシコ料理!!?
3.”激辛ポテトとブリート”の材料
4.”激辛チリポテトとブリート”作ってみよう!
5.”激辛ポテトとブリート”作った感想
6.『ハクメイとミコチ』アニメ版第6話<2018/02/19追記>
7.エピソード収録巻
“激辛チリポテトとブリート”作ってみた!!
『ハクメイとミコチ』樫木祐人 第17話「休みの日」より、”激辛ポテトとブリート”を作ってみました。
第17話「休みの日」は、出不精のイワシをハクメイとミコチが街に連れ出すお話。いろんな料理を食べたり、”マツムシ噴水”でコインの触覚当てをしたり。。
さらには、トレモの古着屋にて、ミコチが憧れる”寡作の針姫”「ナイト・スネイル」の作品と運命的な出会いを果たしたり…。
親方かっこいい!似合いすぎでしょ!!
そんなわけで、街を満喫したイワシたちでしたね。
さて、そんなわけで今回作ってみたのは、イワシの街デビューを飾った芥子公園側のトーニ地方料理!!”激辛チリポテトとブリート”です!!
それにしても、『ハクメイとミコチ』に出てくる食べ物ってどれも素敵に美味しそうですよね。
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“トーニ地方料理”のモデルはメキシコ料理!!?
『ハクメイとミコチ』は料理漫画ではないので、詳細なレシピが載っていたりはしません。
つまり、この”トーニ地方料理”というのが一体どんな料理なのか、作中の情報から推測する必要があります。
では作中に散りばめられたヒントを拾っていきましょう!!
まずは、ポテトの上に激辛のチリソースがかけられた“激辛チリポテト”。この料理は実はパタタス・ブラバス(Patatas Bravas)というスペイン料理と似ていたりします。
お次のヒントはイワシの食べていたチーズたっぷりの食べ物。ハクメイが「ブリート」と呼んでいます。まあ、ぶっちゃけこれは決定的ですね。「ブリート」というのはメキシコ料理の定番です。
さらに、三人が飲んだビール。ミコチ曰く“何かハーブが入っている”とのこと。
ハーブビールといえば、こちらもメキシコで有名なお酒ですね。唐辛子を入れたチリビールに始まり、有名なメキシコのお祭り「死者の日」の名前を冠する“デイ・オブ・ザ・デッド”などいろいろとハーブのビールが造られています。
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さて、これらの情報をつなぎ合わせると…。
おそらくトーニ地方料理のモデルとされているのは、メキシコ&スペイン料理です!!
メキシコ料理といえば、一般に辛いことでも知られていますしね。ちなみに、もともとメキシコはスペインの植民地でもあったことから、メキシコ料理はスペイン料理の影響を大きく受けているのです。
それでは、今回はスペイン・メキシコ料理的なものを意識して料理していくことにしましょう!!
“激辛ポテトとブリート”の材料
<激辛ポテト>
・じゃがいも
(ナチュラルカットの冷凍ポテトでも可)
・Salsa Brava(作り方はこちらを参照)
(トマト&ニンニク&パプリカ etc.)
・アイオリソース(作り方はこちらを参照)
(ニンニク&卵黄&オリーブオイル&塩)
<ブリート>
・小麦粉
・水
・フリホレス・リフリトス(作り方はこちらを参照)
(インゲン豆&玉ねぎ)
・サルサ・ロハ(作り方はこちらを参照)
(トマト&玉ねぎ&ピーマン&ニンニク etc.)
・モーレ・ポブラーノ(作り方はこちらを参照)
(チョコ&ナッツ&唐辛子 etc.)
“激辛チリポテトとブリート”作ってみよう!
さて、今回は”激辛チリポテト”と”ブリート”の2種類を作らなくてはなりません。
今回は”激辛ポテト”用に2種類、”ブリート”ように2種類のソースを用意しました。それぞれの作り方は今回は省くとして、まず激辛ポテト用には”サルサ・ブラバ”をアレンジしたものと、”アイオリソース”を作りました。
どちらもスペイン料理“パタタス・ブラバス”には欠かせないソースです。まあ、”サルサ・ブラバ”をアレンジといっても、家にあった激辛唐辛子プリッキーヌとフレッシュトマト、タバスコを加えてミキサーで回しただけですが、とんでもない”激辛”ソースに仕上がりました。
>>”Salsa Brava サルサ・ブラバ”の作り方はこちら
>>”アイオリソース”の作り方はこちら
http://gyuujaku.com/single_life/saucedressing/alholi/
ブリート用にはスペインの”赤いサルサ”こと”サルサ・ロハ”と、メキシコのチョコと唐辛子のソース”モーレ・ポブラーノ”を用意しました。まあ、前者は日本で一番といってもいいくらい有名なサルサですね。後者は材料としてトルティーヤを使うのでせっかくだからと作ってみた次第です。
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>>”Salsa Roja 赤いサルサ”の作り方はこちら
http://gyuujaku.com/single_life/saucedressing/salsa-roja/
>>”Mole Poblano モーレ・ポブラーノ”の作り方はこちら
http://livingalone.gyuujaku.com/foreigncuisine/mexican_cuisine/mole_poblano/
ブリートは、小麦粉のトルティーヤを使う料理です。トルティーヤ生地は、薄力粉と水、オリーブオイルに塩少々を混ぜて作ります。ブリートの具材には、定番のフリホレス・レフリトス(いわゆるリフライドビーンズ)を作ってみました。
>>フリホレス・レフリトス(リフライドビーンズ)の作り方はこちら
フライパンを油をひかずに熱し、トルティーヤを片面だけ軽く焼きます。焼きすぎると固くなってしまい、漫画の描写にあったようにたたむことが難しくなります。生地がやわらかいうちにチーズとフリホレス・リフリトスを包みたたみます。たたんでしまえばもう安心なので、あとはゆっくりと火を通し、表面に焼き目がつくまで加熱すれば”ブリート”は完成。
お次は”激辛ポテト”です。生のじゃがいもでも構いませんが、今回はナチュラルカットの冷凍ポテトを使います。ソースをかけるのでなるべくカリカリになるように揚げました。
油を切って、先ほどの”激辛ソース”と”アイオリソース”をたっぷりとかければ”激辛チリポテト”の出来上がりです。
あとは、イワシが気に入って買って帰ろうかとさえ言っていたマスタードのピクルスです!もちろんブリートに入れていただきます。あとは定番のきゅうりのピクルスも。。
“サルサ・ロハ”と”モーレ・ポブラーノ”は小さな容れ物に入れて、適宜ブリートにつけて食べます。ハクメイたちの絶賛した”ハーブ入りビール”は正体不明ですが、今回は有名どころの”チリビール”を用意してみました。
“激辛ポテトとブリート”作った感想
さて、そんなわけで今回はハクメイとミコチから”激辛チリポテト”と”ブリート”を作ってみました。
いかんせん、白黒なので想像の範疇を出ませんが、作中の記述から足りない想像力と推理力を総動員してスペイン・メキシコ系の方向性で再現してみました。
もはや普通に”タパパス・ブラバス”と”ブリート”を作っただけともいえてしまいますけどね笑
とりあえず…からかった。からくて、うまかった。。
まあ、もちろんから〜く味付けしたのは自分自身ですが。。
それにしても『ハクメイとミコチ』の料理描写は魅力的ですよね。
ただ実際に作ってみると絵の方が美味しそうに見えたり…。もっと盛り付けなどなどうまくならんとなぁ。
『ハクメイとミコチ』アニメ版第6話<2018/02/19追記>
アニメ版『ハクメイとミコチ』第6話で、同17話「休みの日」が放送されましたね。原作とは少し時系列がずれて、第13話「卵の美容師」の直後と成っていて、ハクメイが短髪でした。
で、一点だけ気になったのが、今回作ってみた「ブリート」の発音。なぜか知らないのですが、日本では「ブリート」を「ブリトー」と発音する人が多いようで、御他聞に洩れずハクメイも「ブリトー」と発音していました。原作ではちゃんと「ブリート」と表記されていたのに笑
あと、こう言ってはなんですが、原作の白黒絵の方が料理は美味しそうでしたね笑笑
『ハクメイとミコチ』樫木祐人 第16話「樹上の梯子」より引用
ちなみに個人的には”蜂蜜館編”(原作第15話「長い1日」)が結構好きで、映像化して欲しいのですが…。ちょっと長い(原作5話分)し映像化するとすれば、最終週とその前の週で2週にわたってとかになるのかなぁ。
で、そのままの流れで終わりにさらっと第16話「樹上の梯子」をやるとかかなぁ~なんて。個人的には第16話「樹上の梯子」の最後のところ(↑上画像)がアニメのラストとしてしっくりくる気がしてます。
エピソード収録巻
イワシが街デビューを飾った第17話「休みの日」収録は第3巻!!