「ジブリ飯」 『紅の豚』”ピッコロ社のまかないトマトソースのパスタ「スパゲッティ・アル・ポモドーロ」”作ってみた!!

「ジブリ飯”」『紅の豚』  “ピッコロ社のまかないトマトソースのパスタ「スパゲッティ・アル・ポモドーロ」”作ってみた!!

>>“私選”定番「ジブリ飯」10選はこれだ!!

“ピッコロ社のまかない”と”フィオ・ピッコロ”

『紅の豚』の「ジブリ飯」シーンは2回(フィオのレモネードは除く)ありますね。今回は2度目の「ジブリ飯」シーンで登場した”ピッコロ社のまかないパスタあ”を再現してみました!!

“フィオ・ピッコロとまかないスパゲッティ” 映画『紅の豚』より

『紅の豚』の2度目の食事シーンは、ポルコがサボイアの修理のために訪れたミラノのピッコロ社にて描かれています。サボイアの改修前の腹ごしらえとして、出稼ぎの男衆の代わりに集まったピッコロ社の女性陣とともに大勢でテーブルを囲みます。

今回の「ジブリ飯」はジブリ作品の中でも比較的わかりやすいですね。詳細は以下の記事内で考察しますが、イタリアらしくパスタ料理であることは一目瞭然です。

ちなみにピッコロ社を訪れた際、ポルコはピッコロのおやじの孫娘で飛空挺設計技師の少女フィオ・ピッコロに初めて出会うわけですね。

“私が女だから不安なの? それとも若すぎるから?”

フィオはアメリカでの修行経験もあり、飛空挺設計技師としての腕前もピカイチ。当初サボイアの改修をフィオに任せることに難色を示していたポルコを納得させるに足るほどの技量を持っています。

“ポルコとフィオの出会い” 映画『紅の豚』より

サボイアの改修をめぐってのポルコとの

“いいパイロットの第1条件を教えて 経験?

“いや インスピレーションだな”

“よかった 経験だって言われなくて”

のやりとりは個人的に大好きなシーンです。

ポルコに反論の余地を与えない押しの強さや、飛行テストをせずにミラノを出ようとするポルコに無理やり同行しようとする職人気質も持ち合わせています。

ポルコに黙ってサボイアに乗り込むスペースを作ったり、アジトで待ち伏せしていた空賊たちを前にして啖呵を切る胆力や行動力と芯の強さは”ザ・ジブリヒロイン”といった少女ですね。

“ポルコにキスするフィオ” 映画『紅の豚』より

“17才!! 今の私と同じ

女をやめるわけにはいかないけど

やらせてくれない? 前の図面もあるし

うまくいかなかったら お金はいらないわ”

また、年頃の女の子らしい一面もあって、ポルコにキスをしてポルコの豚の魔法が解けたらしい(一瞬だけ?)シーンは有名ですね。

ちなみに、エピローグではフィオはピッコロ社の社長になっているそうです。倒産寸前のピッコロ社を立て直したわけですね。

さて、フィオ・ピッコロの魅力について語り始めると止まらなくなるのでこの辺にとどめておいて、本題「ジブリ飯」作りに入っていきましょう!!

まかないで振る舞われた赤い飲み物は何?赤ワインなの??

さて、では実際に「ジブリ飯」ピッコロ社のまかない料理について見ていきましょう。

” ピッコロ社の食卓の準備 “『紅の豚』より

リズミカル且つ手際よく準備を進めていくピッコロの女性たち。それにしても親戚多すぎるでしょう(笑)。大家族にもほどがある。

ちなみに実はフィオの姉ジリオラも登場していたりします。フィオ同様の赤毛で勝気そうな女性でしたね。

さて、料理について考える前に、まずはここで彼女たちがテーブルに並べているボトル。このボトルに入っている飲み物がなんなのかを考えてみます。

” ピッコロ社のまかない食事風景” 映画『紅の豚』より

グラスに注がれた液体の色は暗めの赤色です。当然水ではありませんし、トマトジュースやイチゴジュースである可能性も低いでしょう。

まあ、妥当なところ赤ワインでしょう。少女から老婆まで皆が一様に飲んでいることから、日本人的にはやや違和感はありますが…。

まあ、イタリアではワインは嗜好品というよりはむしろ、生活必需品の一つで子供の頃から飲んでいるものですから。17歳のフィオや、彼女よりも年若そうな少女たち(ソフィア、ラウラ、コンスタンス、バレンティーナ)が飲んでいてもおかしくはありません。

というわけで、この飲み物は赤ワインということで良いでしょう。では、次です!

まかないは大鍋で!!メニューは”トマトパスタ”!??

食べ物は何かと考えると、作中の絵を見ての通りパスタであることは確定ということで良いでしょうす。今回の「ジブリ飯」は非常にわかりやすい。


“まかないを作るピッコロの女性たち” 映画『紅の豚』より

かなり大型の鍋でパスタを湯がいていますね。なぜでしょう、大鍋での調理ってそれだけでものすごく美味しそうに思えてきます。

パスタの種類としては、太さや長さ、形状などからおそらく円形断面のロングパスタなので、妥当なところでスパゲッティかな。

では、さらにソースについて考察してみましょう。

見た目からトマトベースのソースであることはほぼ自明ですが、一口にトマトベースのソースと言っても、種類は多々存在します。

イタリア全土で食べられる最もシンプルで古典的なポモドーロから、カンパーニャ州のプッタネスカやヴォンゴレロッソ、ラツィオ州のアマトリチャーナやアラビアータ、etc…

イタリアにはイタリア料理と一括りにするのは難しいほど、各地域で多様性のある郷土料理が存在し、もちろんこのピッコロ社があるミラノにもロンバルディア州の郷土料理が存在します。ミラノ風カツレツやミラノ風リゾットが有名ですね。

しかしロンバルディアの郷土料理でトマトベースのパスタ料理はあまり聞き馴染みがありません。なので郷土料理の線は薄そう。

では、何パスタなのか…。

“ピッコロ社のまかないパスタ”『紅の豚』より

今回の場合、考察材料は他にもあります。

まずは大人数で一斉に作り一斉に食べる”まかない”であること。

そしてポルコとおやっさん以外の女性陣のパスタもどう見ても”大盛り”なこと。

きわめつけはピッコロ社が”倒産寸前”でかつ出資者のポルコのお財布事情も芳しくないこと。

これらのことから、比較的安価でかつ調理も簡単に行えるものだと考えられます。パスタが大盛りなのは具が少ない分をかさ上げして、安く済ませているのではないかと推測できます。

くどくどと書いてきましたが、結局のところ最もシンプルなトマトソース。イタリアで最定番ともいえるマンマの味スパゲッティ・アル・ポモドーロ(Spaghetti al pomodoro)ではないでしょうか。

うん、それで決定!作っていきましょう!!

それにしても、ポルコはお世辞にもお行儀(食べ方に加え、食前の祈りすらしない笑)がよろしいとは言えませんし、そこまで凝った料理でもないのですが、なぜか非常に魅力的で、美味しそうに見えるから不思議ですよねぇ。

“スパゲッティ・ポモドーロ”の材料

  • スパゲティ(1.7mm):1人前
  • トマト缶:1/2缶
  • ニンニク:1~2片
  • パルメザンチーズ:適量
  • オリーブオイル:適量(たっぷりめ)
  • 塩:適量

ちなみに、イタリアの一般的なトマトソースの材料は非常にシンプルで、トマト、ニンニク、オリーブオイル、塩、(バジル、唐辛子)だけ。

日本のように玉ねぎを加えたりもしません。もちろん好みで入れる人もいるようですが、時間や手間の関係から入れないほうが家庭では多数派です。

“ピッコロ社のまかないトマトソースのスパゲッティ”作ってみよう!!

>>にんにくを炒めて香りを出しします。

まずはみじん切りしたニンニクを多めのオリーブオイルで炒め、香りを出します。

にんにくを炒めて香りを引き出す。

にんにくはみじん切りにします。大きめに切って香りだけ油に移したら取り出すレシピもあるようですが、僕はにんにく大好き人間なので取り出さずにそのままソースの一部にしてしまいます。

オリーブオイルはたっぷり目に使います。個人的にはここがポイント。下手にオリーブオイルの使用量を控えると美味しく出来ない印象が…。

それから別に高価なものである必要はありませんが、使う食材がシンプルなだけにオリーブオイルも含め良いものを使いたいものですね。まあ、かくいう僕も普通にスーパーで手に入るものしか使っていませんが(笑)。

弱火でじっくりと炒めて、にんにくの香りをしっかりと出していきます。

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>>トマトを入れてじっくりと煮込みます。

にんにくの香りがオイルに移れば、お次はトマトです。

ホールトマトを加えて煮込む。

夏ならフレッシュトマトを使っても美味しく出来ますが、今回は水煮缶のホールトマトを使いました。

トマトは手で粗くつぶしながら加えていきます。煮込んでいるうちに勝手に崩れていくので、この段階では粗めに潰すにとどめます。

木べらで軽く炒めるように全体に攪拌してから、必要に応じて水を少々加えて煮込んでいきます。煮たってきたら弱火にして、なるべく沸かさないようにして40分ほど煮込んで行きます。出来上がったら塩と胡椒で調味。

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>>スパゲッティを湯がきます

ソースの完成に合わせてスパゲッティを湯がいておきます。

チーズはソースに合える前!!

スパゲティを湯がくお湯はお決まり通りお塩を入れます。これは下味をつけるという意味合いもあるので重要ですね。僕の知人には塩なしのお湯でパスタを湯がくツワモノもいますが…。

さてスパゲティが茹で上がったら、仕上げに入っていきます!

ここ重要!!チーズをかける場合、トマトソースと和える前にパスタとチーズを和えておくのがイタリア流(らしい)!!

僕もイタリア人の知人に聞いただけの情報なので本当にイタリア流なのかの真偽は不明ですが、実際先にチーズを和えるとソースは絡みやすくなるようです。

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>>スパゲッティをトマトソースと和えます。

さあ、最後の仕上げです。スパゲティをソースと和えていきましょう。

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トマトソースとスパゲッティを和える。

パスタの調理でソースの乳化が重要な要素であることは有名です。

おいしく仕上げるためにちゃんと乳化させていきますよ!

スパゲッティが茹で上がる直前に、トマトソースに大さじ1程度のオリーブオイルを加え、同程度のパスタの茹で汁を加え攪拌します。ソースがトロッとしたら乳化は成功です。

茹で上がったスパゲティを加え、鍋を揺すってスパゲティと乳化したトマトソースを絡めていきます。

はい、これにて「ジブリ飯」”ピッコロ社のまかないトマトソースのスパゲッティ”の出来上がり!!

ジブリ飯”ピッコロ社のまかないトマトソースのスパゲッティ”を作った感想

今回は”ジブリ飯”というよりは、普通にパスタを作っただけ、とも言えなくもないほどシンプルでしたが、とりあえず無事に作り終わりました。

一応、作中に倣ってタンブラーに赤ワインを入れて”ピッコロ社のまかない”っぽくコーディネートしてみました。うむ、なかなかよろしい。

「ジブリ飯」”ピッコロ社のまかないトマトソースのスパゲッティ”

粗潰しのトマトの感じもいい感じで、再現できているように思えますね。満足、満足。

まあ、僕の場合は仕事前の昼ごはんではなく、研究室から帰っての遅めの晩御飯ですがね。しかも大人数どころか一人の食卓。。

さておき。

トマトソースのスパゲティ(スパゲッティ・アル・ポモドーロ)はこの上なくシンプルな料理ですが、やっぱり美味しいんですよね。シンプルな食材とシンプルな調理法。この料理は発祥の地もわからないくらい古くからイタリア全土で愛されているイタリアのマンマの味だそうです。愛される理由がよくわかりますよね。

しかし、毎度のことながら「ジブリ飯」ってなんでこんなに美味しそうに感じるのだろうか。

最後にポルコの名言をひとつ

“徹夜はするな

睡眠不足は いい仕事の敵だ

それに美容にもよくねえ”

よし、「ジブリ飯」食べて満足したし、今日もよく寝て明日もいい仕事をしよう!!

>>“私選”定番「ジブリ飯」10選はこれだ!!

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