“くま坂の牛鍋”作ってみた!!『一鬼夜行』小松エメル/森川侑
1.小春垂涎! “くま坂の牛鍋”
2.”くま坂の牛鍋”はシンプル!!?
3.”くま坂の牛鍋”の材料
4.”くま坂の牛鍋”作ってみよう!!
5.”くま坂の牛鍋”作ってみた感想
6.エピソード収録巻
小春垂涎! “くま坂の牛鍋”
今回は『一鬼夜行』から”くま坂の牛鍋”を作ってみました。
『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用
うわ〜、うまそ〜。。小春が涎を垂らすんも納得です。
そもそも牛鍋という料理自体が”時代物”の小説や漫画などでしか聞かない料理ですし、僕自身憧れがすごいんですよね。
“くま坂”というのは、主人公善蔵の店“荻の屋”からほど近いところにある牛鍋屋さんで、人嫌いの善蔵が“とある事情”から通っているお店です。
その事情については、作品の完全なるネタバレになるので伏せておきますが…。”くま坂”の看板娘の深雪が重要な鍵を握っています。。
『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用
その辺りは作品を読んでいただくこととして…
小春もお気に入りの”くま坂の牛鍋”早速作っていきましょう!!
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“くま坂の牛鍋”はシンプル!!?
では、”くま坂の牛鍋”についてみていきます。
具材として何が入っているのかと見てみると…。結構シンプルです。
牛肉とネギだけ…かな??他には特に何も入っていないようですね。
『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用
ちなみに実は牛鍋というのはすき焼きとは違う食べ物です。詳しい違いは別の記事でまとめていますので、ここではざっくりいうと、煮込むのが牛鍋で焼くのがすき焼きと言ったところでしょうか。
つまり牛鍋は、鍋に割り下を煮立たせ、そこに牛肉と野菜とを入れて煮る料理なのです。
明治の文明開化の時期に流行した食べ物です。『一鬼夜行』の世界でも目新しいもので長く生きている小春も目を輝かせていますね。
『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用
ちなみに小春は、こう見えて実は元は”三毛の龍”と呼ばれ広く名を知られた大妖(化け猫)で、現在は”百鬼夜行”の”鬼”です笑
“くま坂の牛鍋”の材料
・牛肉
・白ネギ
・割下
・一人鍋用鍋&コンロ
・白米
“くま坂の牛鍋”を作ってみよう!!
まずは割下からです。一番出汁と自家製かえしを用意します。鍋に一番出汁を温め、軽く煮立ったらかえしを加えて味を調整します。
個人用のすき焼き鍋に移すので、冷まさないようにしっかりと温めておきます。
具材はシンプルに牛肉と白ネギのみです。ありがたいことに牛肉の切り落としがお安く手に入ったので、今回はそれを使います。白ネギは斜めにざく切りにしておきます。
次にテーブル準備です。一人鍋用コンロを用意し、固形燃料をセットします。うちにはチャッカマンなどというものはありませんので、キッチンバーナーの強火で点火します笑
コンロに鍋をセットし、先ほど作った割下を入れます。固形燃料はそこまで火力が強くないので、割下はなるべく温めた状態で移せるようにしておきます。一人用鍋で割下を沸騰させます。
割下が沸騰したらネギと牛肉を入れます。牛肉が色づいたら蓋を閉めてしっかりと煮込みます。何せ牛”鍋”ですからね。とは言っても、煮過ぎると固くなるのでちょうどいい加減で。。
ネギに火が通ってしっかりと割下がしみたら出来上がりです。白米と合わせていただきますっ!!
“くま坂の牛鍋”を作った感想
まあ、美味しいよね、そりゃ笑
正直なところ作る前までは”くま坂の牛鍋”は具材が少ない…と思ってましたが、シンプルな分肉の味がダイレクトに美味い。
地域柄、僕は普段いわゆる”関西風すき焼き”を食べることが多いのですが、割り下で煮込む牛鍋というのも悪くないですね。ご飯のおかずにとても素晴らしいです。
ところで、小春のお箸の特訓に協力している豆(?)の妖が可愛かったな〜なんて。
『一鬼夜行』小松エメル/森川侑 第4話「おはぎの味 前編」より引用
物語も絵も綺麗で好きだったんですが、漫画版は3冊で早々に終わってしまったんですよねぇ。
原作小説は、結構な長編シリーズのようですが…。漫画も第二部とかやらないかな〜。
エピソード収録巻
第4話「おはぎの味 前編」収録は『一鬼夜行』第1巻!!